佐々木小世里の「ちょっとだけ弾んでみる?」

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シゼントトモニイキルコトは美しさと厳しさをともに受け容れること。

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収穫を控えた作物の被害のニュースに目をそむけたくなる。
車で北海道のたくさんの道を通ったけれど、多くの道は整然とアスファルトで覆われ快適だ。
ナビが脇道を示し、砂利道を通るはめになると、走りにくさと砂埃に不平がもれる。
取材を終え、札幌に近づくと平地が建物で埋め尽くされ、地球も呼吸がしにくかろう。と思ったり。
便利と不便では、もっぱら便利を選んできた。
けれど、いきすぎたのではという気がする。

そんな時にお話を聞いた。
シゼントトモニイキルコトの曽我井さん。
彼自身が特別に空中移動できる植物のようだ。

与えられた場所
選んだ場所に種を落とす
根を張り、花を咲かせる
実は種を残し
いのちをつなぐ

昔の農家は過酷な労働に見合わない収入にあえいでいた。
その暮らしを少しでも豊かなものにと努力した農業に関わるひとたち。
人間が手をかけることが増えるほどに自然に負荷をかけ
しっぺ返しが始まっている。

そんな気づきをもらえた場所。
味わいの濃いトマト、とろけるナスやオクラ。
うま味を感じるレタスなど、どれもおいしい。
けれど、今回は野菜そのものを描きたくなかった。
この絵なんだろう?と、思ってもらうことがこの絵のテーマだ。
だから、どうしてもカラーで見てほしかった。


by koyopab | 2016-09-01 07:48