佐々木小世里の「ちょっとだけ弾んでみる?」

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石田めん羊牧場直営店の「ヒツジ堂」!

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石田さんの飼っているサウスダウンという品種は、「羊肉の王様」といわれ
肉質の良さで知られているのだけれど、世界的に見ても希少な品種。
500頭以上で大規模に飼っているところはほとんどないのでは?という話だった。
石田さんは、この品種の肉質と、ちょっとぶちゃいくな容姿に惚れ込んで
数頭から繁殖を続け、増やしてきたそう。

どうして、おいしいお肉なのに他の人たちは飼わないのか?
それは、きっと効率が悪いから。
体は小柄で、育児べたなのだそう。
自分が産んだ子だっていう自覚を持てない母羊が多いんだって。
だから、子羊にミルクを飲ませるのも仕事になって手がかかる。
「でも、自分がおいしいと思うものでなきゃ」と、非効率を越える愛が
サウスダウン種を口にする機会をくれるのですな。

それとね、羊って、一回の出産で1頭で1〜2頭しか子どもを産まないっていうのも
正直なところ、え〜〜〜!???って感じ。
体はもこもこだけど、毛を刈るとほっそりさん。
いや〜、ほんとに効率悪いな〜。羊って。

でもね、今回、石田さんご夫婦に会ってちょっとわかったの。
牛や豚のように国から家畜と見なされないため、羊は助成などがなく守られていないジャンルという。
その反面、ルールに縛られることも無く、自由な立場で関わることができる。
牧場主は数十ヘクタールというダイナミックな大地に自分のイメージを思い描き、そこに向かって前進できる。
単品種だけでは、血が濃過ぎるので、他の品種を混ぜながら、良い部分を伸ばしていくことも
主の思いひとつだ。
失敗も成功も苦労も喜びも、だれにも邪魔されずに味わえる。
御上に文句を言えない立場はかえって清々しい。
誰でもできることじゃないけれど、効率とは全く離れた生き方というものも
少しわかった気がしたの。




by koyopab | 2016-07-28 09:08